Q:鍼は痛くないですか? | ほとんど痛くありませんが、深部筋肉に刺入する際には、ズーンとした鍼特有の得気という響きを感じます。これが苦手のかたもおられますので、その方の感受性、交感神経の緊張状態(手のひらに汗をかくなどの状況を確認します)などをみながら、ドーゼ量を決めてゆきます。 |
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Q:鍼の衛生管理について? | 当院では、ディスポ鍼(使い捨て・・別途料金が発生)を希望のかたはそのように対応しますが、北京堂式の筋肉への治療では使用する鍼の本数が多いので、個別に保管、管理をしています。 つまり、Aさんに用いた鍼は、Aさんにしか使用しません。また、治療後には、超音波洗浄と高圧滅菌処理(2気圧、20分、132度の高圧滅菌)であらゆる細菌とウィルスの死滅をはかります。鍼は、個別に保管いたします。衛生管理面には万全の注意を払っています。ご安心ください。 |
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Q:お灸について? | 当院では、 ・灸頭鍼(器を用いて)・・鍼と灸との組み合わせで、朝日に照らされるような心地よさを感じます。 ・透熱灸(とうねつきゅう)・・ゴマ粒程度の大きさのもぐさを直接皮膚において施灸・・・一瞬だけピリッときますが、とてもよく効きます。 ・温灸(せんねん灸に近い感覚)も、用いています。 本来は、透熱灸(とうねつきゅう)は、ヒストトキシンというタンパク毒を発生させ、そこに白血球が集まり、免疫力が向上するという機序により、とても効果が高いものです。簡単に説明すると、小さいやけどをこさえ、それが治ろうとするとき、本来の病も良くなるというわけです。したがいまして、当院では、特に透熱灸(とうねつきゅう)も良い結果をうむことが多いので、お奨めすることがあります。 |
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Q:鍼灸はどんな病気に効きますか? | 腰痛 (6~10回、すべり症、手術を受けたことのある人でも痛みは軽減します)、ギックリ腰(1~2回)、 坐骨神経痛 (2~3回、ヘルニアがあれば牽引も加える場合があります)、脊柱管狭窄症は大変難しいですが、温灸を使うとかなり改善する場合があります。肩こり(数回)、テニス肘(5~6回)、五十肩(4~6回)、 膝痛 (変形性膝関節症は1回目でもほとんど痛みが取れるが、無理をすると再発することがある) 寝違い(ほぼ一回) 、頚椎症(5~8回)捻挫などの運動器疾患。さらに、当院では、高麗手指鍼によって、内科系( 慢性腎炎の人工透析を遅らせる など、)にも取り組んでいます。(内科系はドクターの治療、指示を受けることが前提となる場合があります)また、 顔面神経麻痺、三叉神経痛、片側顔面痙攣 も、得意としております。突発性難聴、耳鳴りの鍼、誤嚥性肺炎につながる高齢者の 嚥下改善、逆子、喘息の灸 もよく効きます。 あなたの症状を最善の方法で改善できるよう努めてまいりますが、 初診時の問診、もしくは、お問い合わせメールを詳細に検討し、東洋医学と西洋医学の双方から総合的に判断し、あなたの疾患が鍼灸の適応か否か、その旨をお伝えします。 |
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Q:鍼・灸・指圧・マッサージの違いは? | 鍼灸・指圧・マッサージは物理療法として、生体に物理的刺激を与え、カラダの良好な反応を導き出す治療法です。 北京堂式鍼は、深部筋肉の治療に適するものであり、当院でも力を入れています。 灸は、免疫力を高め、即効的に痛みを取る力もあります。 指圧・マッサージは、鍼灸治療終了後、より治療効果をあげるため、適切に用います。さらに、各種電気治療器もありますので、必要と思われる場合、用いることがあります。 |
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Q:通院日数について? | 運動器疾患では軽度で1~3回、重症では5~10回、内臓系や慢性疾患では経過を観察しつつ治療させていただくため、日数ははっきりお伝えできないことがあります。 東洋医学では未病治という言葉があります。 これは、ほんとうの病気に至る前に予防しようという考えです。体に疲労がたまってきたり、軽い違和感を感じ始めた時点で、ぜひ、鍼灸をご活用ください。 |
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Q:治療間隔について?(これは重要です。) | 鍼灸治療の効果が持続している間に、次の治療に来ていただくことがとても重要です。 間隔が空きすぎると、症状が元にもどり、なかなか治癒に向かいません。最初のうちは間隔を詰めて、少なくとも週1~2回通院していただけると効果的です。その後は症状、痛みの状況をみて、治療間隔を調整させていただきます。 |
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Q:治療後の過ごし方について?(入浴、飲酒の注意事項) | 治療後は、安静にすごしてください。できれば、2~3時間は横になってください。筋肉の緊張が緩み、血液循環も良くなり、副交感神経が働きます。 リラックス、休息モードの状態をできるだけ長く維持してください。治療効果も倍増します。また、お灸をされた場合は、お風呂は5時間以上あいだを開けてください。 鍼の場合は入浴しても、ばい菌が入る恐れはありません。 ただし、お酒は控えてください。どうしても我慢できない人は盃一杯までで、お願いします。(治療を受けた日は禁酒が望ましい) |
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Q:治療後の副作用について? | 治療後に痛みが増したり、からだがだるくなったりする人が稀にいらっしゃいます。 たとえば、自律神経のバランスが崩れていると、治療後に体調が変化し、全身がだるくなることがあります。 また、運動不足で新陳代謝が衰えていると、代謝が盛んになった関係で、運動時と同様の疲れが出ます。あるいは、患部に知覚麻痺があれば、感覚がよみがえり、痛みが復活することがあります。 これらは、実は正しい治癒反応です。心配なさらずに、安静にお過ごしください。 鍼灸治療は、薬物療法のように、痛みやしびれ、だるさといった症状を抑える、対症療法ではありません。重要な点なのですが、もともと痛みやしびれ、だるさなどの症状は、からだの治癒反応として起きている側面があります。ですから、痛み止めなどで、むやみに症状だけを抑えるのは、からだの自然治癒力を止めていることになります。これに対し、からだの自然治癒力にはたらきかけ、治癒を促進するのが鍼灸治療の特徴といえます。 なお、鍼灸治療後に皮膚に青あざができることがありますが、これは皮下の静脈からの内出血で問題はありません。2週間程度できれいに消失します。また、透熱灸で、黒点のような跡が残っても、やはり2~3週で、消失します。 |
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Q : 治療後の感想について | 耳鳴り ・・最初怖かったですけど、受けてみると、ざーという音が静かになっていました。4回ぐらいで、まったく元通りに聞こえるようになりました。本当にありがとうございました。(30代女性・・突発性難聴) 顔面神経麻痺 ・・一回めの治療で、まぶたの動きが改善して、景色が明るくなったのには、ほんとうにびっくりしました。完治をめざして、先生の治療を受けたいと思います。よろしくお願いします。(60代男性・・顔面神経麻痺) 五十肩 ・・整形外科を受診したら、五十肩ですよといわれ、1年か2年かかるけど、シップでもしとくかね、夜うずくようだっら注射しにおいでなさい、といわれました。でも、どうしても早く治したくて、知人から鍼の話を聞いて、半信半疑で治療を受けてみることにしました。最初、足のツボに打たれた時は、本当にこんなんで治るのかなと思ったのですが、先生から手をあげてみてと言われて、恐る恐るあげてみると、かなり上がってきて、びっくりしました。結局、週一回のペースで4回で完治してしまいました。(40代女性・・肩関節周囲炎いわゆる五十肩) 膝の痛み ・・歩行や膝の曲げ伸ばしがひどくなってきて、整形外科で注射を打ってもらっていました。でも、しばらくは楽なのですが、また痛くなるし、副作用も心配でした。鍼とお灸で、その場で痛みが取れてしまったので、とてもびっくりしました。でも、畑をやっているものですから、しゃがんで草むしりとかすると痛くなってしまいます。先生からは、あまり無理をせずにすごしていけば、痛みの少ない生活をおくれるようになりますよと言われ、痛くなったら鍼や灸をお願いして、お陰様でほとんど支障なく生活できるようになっています。(70代女性・・変形性膝関節症) 不妊治療 ・・今年の1月から3月に通院させていただきました。不妊治療のため、鍼、灸をしていただいて、今回妊娠が判明しました。まだ、不安定な時期なのですが、妊娠3か月です。先生にはいろいろお世話になったので、今回報告させていただきました。ありがとうございました。(40代女性) 三叉神経痛 ・・6年位前から顔の半分に強い痛みが出ておりました。特に、歯をかみしめると凄い痛みが走ります。先生には、7回ぐらい治療していただきました。3回目はすごく効いたのですが、そのあとは、治療中は痛みが止まるのですが、また、すぐ痛みが復活するのです。先生は誠心誠意対応してくださったのですが、これ以上は効果の持続性は難しいかもしれないとおっしゃっていました。・・手術は嫌なので、わたくしも、しばらく様子をみることにしました。その後、先生はさらに真剣に取り組んでくださり、くびのツボに鍼をしていただいて、皮内鍼のようなものを貼っていただくようにしてから、効果が劇的になりました。ひと月ぐらい痛みから解放されています。(40代男性) 飛蚊症 ・・目の前に蚊が飛んでいるように感じていたのが、だんだんモズクのようなものが見えだしました。追いかけると逃げてゆくのですが、気が付くとまた、目の前に現れ、うっとおしくてたまりませんでした。眼科では、どうすることもできないので、気にしないでください、どこも悪くはありません。といわれましたが、しばらく落ち込んでいました。半信半疑で受けてみたのですが、だんだん減ってきて、ほとんど気にならないところまで、きています。鍼はすごいと感じています。(60代女性) うつ病・パニック障害 ・・精神的に落ち込み、どこにも出たくない暗い気持ちが続き、休職していました。抗うつ薬、抗不安薬を処方されていました。鍼の治療を受けてから、よく眠れるようになり、家族からも顔色が良くなって、とても生き生きしてきたと言われるようになっています。足先に血が通っていない感じでしたが、それも、温かく感じるようになっています。とてもうれしいです。(40代男性) 半月板切除後も 、フルマラソンを続けてきましたが、限界にきていたころ、北京堂式に出会いました。徐々に痛みがとれ、今は、15キロは走れるようになり、蘇生した気持ちです。(50代女性) 腕の痺れ・・ 左腕が痺れるようになり、整形でレントゲン写真を撮ったら、骨に異常がなく湿布と痛み止めを出されました。リハビリ室でマッサージも受けたのですが、その場だけで痛みも痺れも取れませんでした。知人の紹介で鍼を受けましたが、三回でほとんど楽になりました。先生から、おうちでお灸もしたらいいよ、とすすめられて、つぼに印をしてもらって、せんねん灸も併せてやりました。両方やったら、とてもよくなりました。(70代女性) 帯状疱疹後神経痛 ・・激しいのたうつような痛みで苦しくて、病院に行ったのですが、坐骨神経痛といわれました。でも、治らないので知人から一度皮膚科へと言われ、皮膚科にかけこみました。帯状疱疹だったのですが、少し治療が遅れてしまい、神経痛が残りました。冷えるとものすごく痛いのです。藁にもすがるとはこのことで、ここを訪ねました。先生からいいといわれるまま、お灸を続けています。少し楽になってきました。あきらめないで、続けたいと思います。(80代女性) ストレスで鬱に ・・仕事で毎日ストレスがたまり、さらに交通事故に二回もあって、前途に希望がもてませんでした。でも、ここで鍼とお灸を受けてから、小学生の時の遠足前のような、うきうきした楽しい気持ちがわいてきました。とても、心が軽くなり、前途が明るくなり、鍼灸の効果のすばらしさに驚きました。(30代女性) |
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