医療面接
初診時に医療面接を行います。面接といっても、普通の会話の中で病状についてお聞きするだけです。緊張なさらず話したいことをお話いただければ結構です。これは一方的に症状の聴き取りに終わることなく、あなた自身にも現在の病状にいたった原因を推測していただく、気付きの場です。的確な治療を行うためにも、また、今後の生活習慣や生活環境の改善のヒントをご提案するためにも大切です。できるかぎり具体的に現在の生活状況(仕事、運動量、病歴、服薬の有無、ストレスなど)についてお話しください。
(症状、病歴、仕事、運動量、服薬の有無、ストレス等を簡単にメモ書きしてご持参いただければ、たいへんスムースにあなたの状況を把握できると思います。)
治療方法
問診で痛みの原因や症状を的確にとらえ、鍼への適応を見極めたうえ、その方にあった治療を行います。
基本治療は、深部筋肉までしっかり刺鍼する、北京堂式鍼灸を用います。これは、深部の筋肉まで刺鍼し、血流をよくし、新陳代謝を促進し、疼痛の緩和、あるいは、病状の改善をはかります。電気治療、手技も少し行います。
難病の場合は、パルス鍼、高麗手指鍼(手のひらに刺鍼する、反射療法)を取り入れることもあります
治療時間は、鍼で約1時間とになります。ただし、初診では、プラス5~10分みておいてください。
最初の治療で見通しをたてて、何回ぐらいの治療が必要か、お伝えします。軽症~中程度では、3回~6回、重症では、10回程度がひとつの目安となります。鍼の治療は、鍼による刺激で様々な疾患を改善させていくものです。 北京堂式はよく効きますが、刺激量が強すぎれば翌日もだるさが出ますし、弱すぎると効き目を感じにくくいという点があります。
したがいまして、1回目で治療そのものもしっかりやりつつ、病状の把握、患者様のドーゼ(適切な刺激量)をはかっています。2回目ないし3回目ぐらいから、本格的治療にはいっていくとお考え下さい。(1回だけ、鍼をやってみたい、試してみたいという場合は、うまくドーゼが1回であっていれば別ですが、そうでなければだるさがひどかったり、効き目をかんじられなかったりしてしまうのです。それは、決して、北京堂式鍼治療が効かなかったわではありませんし、逆に1回でやめてしまうのは、本領を発揮する以前に中止されていることになります。)
治療方針
人間本来のもつ自然治癒力を最大限に引き出し、自律神経のバランスを調整するのが鍼灸治療です。治療以外にも、お食事や、自宅での運動療法など、日常生活内でできることをご指導いたします。なるだけ時間的、経済的ご負担を軽くして、健康なお身体へ回復いただけるよう努力いたします。
その後は、お身体のメンテナンスを兼ねて、ときどきお越しいただけるような、東洋医学のかかりつけ医として、貢献できれば嬉しく思います。
予約優先
当院は予約優先です。治療時間は約一時間程度。ご予約の時に「何日の何時希望」と、おっしゃってください。できるかぎり、ご希望にそえるようにいたします。
(空きがない場合は、調整させていただきます 。)
服装について
男性では、背部刺鍼の場合は、シャツも脱いでいただき、タオルをかけて施術します。女性では、専用のお着替えを準備してあります。施術用ベッドはカーテンでおおってあります。
施術資格
はり師(国家資格)
きゅう師(国家資格)
柔道整復師(国家資格)
登録販売者、指圧マッサージ師(国家資格)
国家資格について